cybozu days Tokyo day2に行ってきました

昨日、cybozu days Tokyo day2に行ってきました。

基調講演では、前野 隆司(慶應義塾大学大学院 教授)さんとタレントの真鍋かおりさんの2人がそれぞれ1人ずつサイボウズ社青野社長との対談形式で進行していきました。
前野 隆司さんからは、冒頭、「わくわく」が日本人は少ないことに問題があると主張されました。日本人1,000人に調査して、一年間わくわくしなかった人が30%にも及ぶそうです。これは確かに問題ですね。
幸せには、環境、健康、心の因子があり、上記心には4つの幸せの因子があるそうです。「やってみよう」「ありがとう」「なんとかなる」「ありのまま」の4つの因子だそうです。この4つの因子をホワイトボードに書かれ、それを基にトークが進められました。
真鍋さんからはブログの女王だった時の話や近況の話もありましたが、印象に残ったのは、出産後女性は仕事に対する気持ちが変わる、こともあるので、仕事を遣りたいと思うときに柔軟に受け入れる体制があった方が良い、という話でした。彼女自身は出産する前はすぐに復帰したいと思っていて、出産直後には専業主婦になりたいと思っていて、最近は少しずつ仕事を増やしていきたいと思うようになったと。彼女の友人でバリバリに仕事をしていた人ほど出産後専業主婦になっているということでした。もったいないが、受け入れ先が柔軟ならば、気持ちが変わった時に対処できるのではないか、と主張されていました。

その後、私はkintoneの業界毎の使われ方のセッションをはしごしました。
セッションの半分の内容はある程度わかっている内容でしたが、後の半分は業界ならではの内容で、他の業界の業務に使うにも参考になりました。
私が参加したセッションはどちらかと言えば参加者が少なくて、働き方改革も含め、多くのセッションがありました。参加者の多いセッションからどよめきや歓声が聞こえてくるなど、盛り上がった雰囲気を感じられました。

day2の最後には、特別講演として、お笑い芸人の山里亮太さんとサイボウズ社青野社長との対談がありました。
「ためになることは1つも言いませんよ」「手帳しまった人、みてますよ。」と山里さんが言う場面もありましたが、もっぱら純粋に芸に対する話でした。とても楽しい、笑いも多かったトークショーでした。
順風満帆に見える彼も芸人を辞めようとした時期もあって、その時のエピソードなども語られ、笑いに真摯に向き合って努力されている内容は、やはり成功者となる人にはそれ相応の努力があるものだと感じることができました。

芸人の世界の話とビジネスの話と共通する内容も幾つかあったのですが、1つだけ触れたいと思います。
山里さんから「尻を叩いたって人間のやる気を引き出せない」という話がありました。南海キャンディーズの前にコンビを2回解散して、当時の相方との接し方でそのように感じたそうです。
青野社長も、昔は尻を叩いていたが、今は、理想を話して、その理想に近づけるためにはあなたの力が必要だ、と話すことにしているという話がありました。
「尻を叩いたって人間のやる気を引き出せない」ということについては、全く同意します。
しかし、常にそうではありません。例外は、経済が高い水準で成長している時です。なぜなら、頑張ることで結果が出やすい環境だからです。尻を叩かれて、「この野郎」と思っていても、頑張ることで結果が出やすいので、その気持ちをバネにして頑張る原動力に変えた人も少なくないようです。
日本及び日本企業の問題は、経済が高い水準で成長している時と同じことを、低成長時代の今もやっていることです。それでは組織が機能するわけがありません。
この問題の存在に気づき、高成長時代の因子を取り除くことこそが、働き方改革の本質であると考えています。
・高成長時代の因子が問題であることをどのように主張するべきか、
・高成長時代の因子が問題であることを、どのようにして日本人に気が付いてもらうのか、
・気付いている人が少数いても、どうにもならないと無力感を持つ要因は何か。
・高成長時代の因子をどのようにして取り除くべきか、
・その後、仕事のやり方の再編成をどのようにしたら良いのか、
・変化が大嫌いで、試すことも大嫌いな日本人にどのようにして変化を受け入れてもらうのか
などをこのWebサイトで考えていきたいと思っています。

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