確実にできる段階にはリカバリー方法と例外の連絡を加える

技術取得する際に、目指す段階の一つとして、確実にできる段階があります。
時間が掛かっても良いから、1人で、教育者が見なくてもできる段階が必要です。
仕事なら、教育期間ということで、スピードが遅くても実際に仕事で使う場面になります。

もちろん、一通りできるように、一定水準をクリアすることが前提です。
この過程を経験する前に身につけなくてはならない能力の一つは、ミスしたときのリカバリーする能力です。

誰にでもミスはあります。特に、技術を取得した初期の段階は、ミスすることは少なくありません。それを恐れていては技術が定着しません。
なるべくミスするな、緊張感を持ってやれ、と言っても、技術が未熟な状態では、言っただけではミスが減るわけではありません。プレッシャーに弱い人なら、却ってミスが増える可能性もあります。

そこで重要になってくるのが、リカバリーする方法、特にすぐ前の工程に戻れる方法を知っておくことです。
仮にミスをしても、すぐにリカバリーできる、と思えば、心理的不安を和らげることができます。それが、ミスを減少させることにつながります。

ミスとは異なりますが、自分で対処できない例外的な場合、すぐに連絡することを伝える必要があります。
どんなこともお前がやれ、と言われても、教えられていないことまではできません。
下手にわからないままに処理して、より事態が悪化してしまうこともあり得ます。

本人も不安要素が大きければ、技術を発揮することに集中できにくくなります。
何か不測の事態が起きて、自分では処理できないと判断したら、すぐに報告できるようにしておくことは大切です。

例外的な事態に陥った後には、連絡があった例外には、どのように対処したら良いのかを考え、マニュアルに追加するなど、例外の事態にはきちんと対処することを見せる必要があります。それが、連絡を促すことにもつながります。

このように、確実にできる段階には、リカバリー方法と例外の連絡を加えることが重要です。

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