長期デフレも過去の高度経済成長も必然の現象で理由は同じ

日本が今苦しんでいる長期デフレも過去の高度経済成長も、奇跡でも何でもなく、必然の現象と考えます。そして、それらの理由は同じではないでしょうか。

現在は「なぜ日本だけがデフレなのか」が日本にとって重要な論点になりました。
過去には「なぜ日本だけが高度経済成長をするのか」が世界の関心事項でした。
過去には日本は「年功序列」、「終身雇用」、「企業内組合」の三種の神器があったからこそ高度経済成長ができた、という学者がいましたが、それだけで高度経済成長の構造が説明できたとは言えないでしょう。

その昔は「東洋の奇跡」と言われていました。
しかし、奇跡でも何でもないと考えればどうでしょう。

そんなことを言うと、年配の人々の中は「何を言うか」と怒る人もいるかも知れません。
俺達が汗水垂らして一生懸命頑張ったからこそ、恵まれた今があるのだ、と。
もちろん、その頑張りを否定しているのではありません。
今の「なぜ日本だけがデフレなのか」と「なぜ日本だけが高度経済成長をするのか」の2つの問いの答えには共通した内容が入るのではないか、と考えます。
日本の高度経済成長は奇跡でも何でもなく、必然だったと説明したいのです。そうすれば、その流れで日本だけがデフレになるのも必然だ、という理由が導き出されると考えるからです。

この記事のテーマにあるように「長期デフレも過去の高度経済成長も必然の現象で理由は同じ」と同じ国に起きた2つの世界に例を見ない現象を1つの問題にして回答を考えます。

無理矢理感のある問題ですが、日本及び日本組織は成功体験に埋没してしまう傾向が強いです。
その意味では、環境が変化したため、対応を変えなくてはならないのに、変えようとしないから、うまくいかなくなったのではないか、と考えてみてはどうでしょう。

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