本日22日、日本でもポケモンGOの配信が始まりました。
ところが、ポケモンGOをダウンロードできないスマホユーザーがいます。それは、Windows Phoneユーザーです。
これは市場3位の悲哀と言えるでしょう。
過去にGEのCEOだったジャック・ウェルチは当時、「事業は各市場で1位または2位のものに絞る」という方針を打ち出しました。
日本でもこの言葉は浸透し、選択と集中を説明する代表的な言葉になっているように思えます。
市場3位のWindows PhoneにポケモンGOが配信されなかったことは、ウェルチの言葉の正しさを証明する一つの出来事になりました。
既にポケモンGOが先行配信されている海外では、Windows Phone離れが起きているようです。『海外の反応「ポケモンGOの影響でWindows Phone離れが加速か?」 』(http://honyakutyuihou.hatenablog.com/entry/games/pokemongo06)
この内容はWebに書かれている内容を翻訳しただけですが、ポケモンGOのためにWindows Phone離れが進んでも全くおかしくありません。
もっとも、市場3位と言っても、iphoneとAndroidとは圧倒的に差を付けられているので、当然と言えば当然かもしれません。
ポケモンGOに限らず、多くのアプリがWindows Phone対応になっていません。
私自身もWindows Phoneユーザーです。
先に紹介した、リンク先に書かれていた内容に関する気持ちはわかります。
私がWindows Phoneユーザーになった理由は、ゲームの誘惑が少ないからです。それに、Web検索、メール、SNS、テザリングといった機能が使えれば十分と考えていたからです。
今でも私はゲームを全くしないので、それほど不自由は感じていません。
しかし、今度ばかりは困りました。
ポケモンGOをやりたいのではないのです。
話題についていきたいだけなのです。
特にビジネスを変える力がありそうなので、注目しています。
そのためには体験しないと、と思ってしまいます。
その「話題についていく」が「ポケモン50匹は確保しないと…」になりかねません。やったらはまってしまう可能性もあります。
その意味では、ゲームの誘惑が少ないからWindows Phoneユーザーになった目的に合致しているわけです。
会社がビジネス用途でWindows Phoneを使うようにすれば、従業員は少なくともポケモンGOで遊べないというメリットを享受できることになります。
しばらくは、iphone、Androidは買わないつもりです。
状況を見守っていきたいと思っています。
このサイトでは、「選択と集中」に関する記事を書いていきたいと考えています。
その内容は、ここで紹介したジャック・ウェルチの言葉「事業は各市場で1位または2位のものに絞る」とは全く異なる内容を書こうとしています。
なぜなら、市場3位の悲哀を味わうのも、各市場で1位または2位のものに絞ることもできるのも、限られた一部の大企業の話です。
一般的な企業には関係ありません。
では、一般的な企業が選択と集中を図るのに実践的な内容とは何か、を考えていきたいと思っています。
ご興味がありましたら、他の記事も読んでみて下さい。
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